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国立がん研究センターとの共同開発 フェイスシールドクリップ『YFCP-800(特許出願中)』を発売開始
2020/11/02(Mon)
あなたのメガネがフェイスシールドに 国立がん研究センターとの共同開発
フェイスシールドクリップ『YFCP-800(特許出願中)』を発売開始
産業安全用保護具・スポーツ用各種アイウェア・眼鏡・光学機器等の製造販売をする山本光学株式会社(本社:東大阪市長堂3-25-8 代表取締役社長:山本直之)は、国立研究開発法人国立がん研究センター(理事長:中釜斉、東京都中央区、以下国立がん研究センター)と共同研究を実施し、眼鏡をかけた医療従事者が、自身の眼鏡に装着するだけでフェイスシールドが完成する「フェイスシールドクリップ『YFCP-800(特許出願中)』」を発売します。
フェイスシールドクリップ『YFCP-800(特許出願中)』
一般的に、医療の現場において、飛沫感染対策として個人用保護具の着用は必須ですが、装着時の違和感や煩わしさから、その着用率がなかなか向上しないことも少なくありません。
国立がん研究センター東病院では、山本光学の眼鏡型フェイスシールドグラス(右記:YF-850S)を使い、感染制御室主体で手術室や内視鏡室などでの感染対策品の院内着用率の変化検証を実施。3か月後には、医師の装着率、リピート率が向上し、軽量で、全く乱反射が感じられず、手術時や医療行為の際に快適に利用できるといった声が寄せられるなど、今までの保護具にはない傾向がみられました。
しかし、医師の着用率は2.6倍と大幅に増えたものの(赤枠)、未着用の眼鏡使用医師の着用率にほとんど変化がなかったことが判明(※図1参照)。その理由は、YF-850Sのフレームは度付き眼鏡の上から装着可能となっていますが、オペの際の使用では眼鏡の上にさらにフレームを装着するのに違和感があるといったものでした。