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  • SN-610_一眼形保護めがね

新製品

ユーザーの声を形に 現場で働くプロ専用保護めがね「SN-610」を開発
~『くもりにくさ』にこだわった新防曇レンズを搭載~

SN-610が2024年度グッドデザイン賞を受賞しました!
 

2023/09/27(Wed)

 産業安全用保護具・スポーツ用各種アイウェア・眼鏡・光学機器等の製造販売をする山本光学株式会社(本社:東大阪市長堂3-25-8 代表取締役社長:山本直之)は、働く人が安全で快適にノンストレスで長時間着用できる一眼形保護めがね「SN-610」を新開発し、9月27日(水)より名古屋で開催される緑十字展2023で初披露します。なお、一般発売は2024年5月頃を予定しています。

 作業現場では、粉じんや飛来物、薬液飛沫など、さまざまなリスクが潜んでいます。そのため、作業者には保護めがねの着用が長年推奨されてきましたが、 実際保護めがねを着用しているユーザーからは、密着性やフィット感に関する相談をいただくことがありました。

SN-610_test

 そこで当社では、工場をはじめとするユーザーへのヒアリングやモニターテストと併せて、約300人の人頭データを測定。瞳孔間距離や、頬骨の高さ、こめかみの距離、眉間からあごにかけての顔の長さなど、1681カ所を計測し、こめかみ部分に隙間が空いたり、個人差のある顔のサイズによって、大きすぎたり痛みを感じたりする課題に対応した「プロに長く愛される保護めがね」が完成しました。

 新製品「SN-610」の特長は、「フィット感」「快適性」。エラストマー素材を使った上面トリムで高い防護性を発揮しつつ、レンズがたわみ、より顔にフィットする当社独自の構造を実現。テンプルや鼻パッド、上部トリムなど、肌に触れる部分に柔らかなエラストマー素材を採用し、圧力を分散させることで、まるで頭を両手で包まれているような優しいフィット感を実現させました。



また、レンズには新開発の『くもり止めコーティング「PAF(パフ)」』を初搭載。レンズの傷つきにくさも確保しつつ、過酷な環境下においても、継続的な使用や、長時間の使用にも耐えることができる快適性を備えた、国内最高レベル(※1)のくもり止めコーティングで、当社従来品のPET-AF(両面ハードコート&くもり止め)と比較し約20倍のくもり止め効果を実現しています。開発段階で実施したユーザーテスト(約30名)では、現在使用中の保護めがねと比較し、約9割以上の人が「長時間作業しても、曇りにくい」と回答。その高いくもり止め効果を体感したという声が多く寄せられています。



 労働安全衛生法の改正により、2024年4月から化学物質を取り扱う事業所では保護めがねの着用が義務化されます(※2)
山本光学は、今後も「Comfortable safety(快適な安全)」を事業コンセプトに、新たな保護具の開発・提供を通じて、ハードな作業環境で働くプロフェッショナルの安全で快適な職場環境を支えてまいります。

(※1)2023年9月現在、当社調べ
(※2)化学物質による労働災害防止のための新たな規制について/厚生労働省     
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000099121_00005.html

製品特長

◆安全性、防護性、フィット感、密着性、バランス、快適性
 ユーザーヒアリングを繰り返して誕生した新しい保護めがね

SN-610

一眼形の防護性能と二眼形の光学性能を併せ持つツインレンズ採用。    

しなやかに、たわんで顔にフィット。
エラストマー素材の上部トリムが、上からの粉じんの侵入を防御。